約 3,745,669 件
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/9948.html
機甲装兵アーモダイン 機種:PS2 作曲者:光田康典 開発元:大宮ソフト 発売元:SCE 発売年:2007年2月22日 概要 機甲装兵ARMODYNEは、プレイヤーが指揮官となり、隊員の育成や部隊の指揮を行うSFシミュレーションゲームである。 開発は『 カルドセプト』シリーズや『 フロントミッションシリーズ ガンハザード』などを手がけた大宮ソフト。 80年代に全盛を誇ったSFリアルロボットアニメ風の世界観をリスペクトして作られている。 BGMは光田康典氏が全曲を担当。 重厚なサウンドとシリアスな曲調、そして(特に後半は)哀愁を帯びた旋律を含む曲が中心になっている。 収録曲 曲名 作曲・編曲者 補足 順位 Disc1 ARMODYNE 光田康典 オープニングアニメムービー The Destined One 名前入力 Prologue -Dark Conspiracy- プロローグ Tactical Plan チュートリアル他 A Strike from Behind Logistical Support Mission1 スアード基地など Mission Accomplished 任務無事完了 Command and Control 編成:部隊情報 The World of Chaos ワールド画面 Coded Operation Mission2 ランカ島 To Dust and Ashes Under a Free Flag 会話場面:GU(世界連合)本部など Training Grounds 訓練フェイズ Powder and Shells 編成:ハンガー Stage Zero Mission 援軍指令など Black Wraith ブラックレイス The March of Iron Mission6 スタノボイ研究所 Stride Parts Shop 編成:物資補給/メンバー募集 Goodness Gracious! 会話:R・モニスキー Valiant Souls Blitzkrieg Mission5 影の谷など Disc2 Man on a Mission 光田康典 Mission3 ランカ島・森など Reason 会話:J・フォーゲルとD・チャンガ Stone Butterfly Mission14 サントレヴィル(後半) Smoke Fills the Air ミッション失敗 Beautiful Day 会話場面:ランカ島 Judgement Day Mission4 アルハリシティなど After the Storm Mission9 ガウオ森林(前半) Lur Xecran リュア・ゼクラン Path of Misery Mission26 コラート地下施設 Cosmic View Mission19 ポートα周辺 Memories 会話:R・モニスキーとネモ教授 Crimson Skies Deeper Underground 会話場面:雪原など Ark of Winds Mission8 バフスク工場など Storm Dancer For Peace サウンドトラック ARMODYNE(アーモダイン)
https://w.atwiki.jp/hyadainlyrics/pages/2.html
メニュー トップページ クラッシュマンで、やらないか ラップ デ チョコボ!! FFメインテーマを、歌ってもらってみた FF6で、マッシュがラップ DQ4 第五章で、シンシアを想う スーパーマリオでウエスタンショー Journey To Tomorrow Choose me feat.初音ミク メニュー メニュー メニュー メニュー リンク ヒャダインのブログ @wikiご利用ガイド ここを編集
https://w.atwiki.jp/1007k/pages/681.html
大打音(おに) 詳細・攻略 ナムコのシューティングゲーム「オーダイン」のBGMのアレンジ曲。公式の収録曲一覧で「あ行」に分類されていることから読み方は「だいだおん」ではなく「オーダイン」で確定と思われる。 AC8で初出。その後AC9に収録され、PSP2、CS7に移植された。 ★×9で、譜面分岐あり。620コンボ。BPMは135。 普通、達人譜面ともにコンボ数、音符の並びは変わらず、玄人は存在しない。 1小節目の成績で譜面分岐。不可=0 特可/可=10 特良/良=20 として、1小節目に80以上取得すると達人譜面に分岐する。 特良は無関係。 PSP2の場合は5打目を早めに(2小節目に入るまでに)打てば、上記の点数に加算される。 よって、最初の4打で全良 最初の4打で1可3良、5打目を早めに可か良 最初の4打で2可2良、5打目を早めに良~ で、達人譜面に分岐できる。 達人譜面が大音符のみで構成されている、玄人譜面がないなど、太鼓の達人全曲の中でも特に珍しい曲である。PSP2の「きままにドンカツ」モードでも、普通と達人しか選べず、玄人譜面を選択する事はできない。 そのため、「玄人に分岐できる」というのはガセと取っても良いだろう。 CS、PSPでの達人譜面はもはやネタ譜面の域。家庭用で大音符を片手で処理すると特良判定の仕様で直後の入力を受け付けなくなるのでコンボがつながりにくい。無難に可を出して普通譜面に行っておいたほうがいい。 ちなみに最初の四打で一可三良で普通譜面にし、その後全良したら573490点+連打。 タイプ2でコントローラーやPSPを縦に持てば両手フルも可能。 AC9でこの曲の不可の判定は他の曲より嚴しい。 天井スコアはシリーズにより異なる。AC8,9、CS7:1095520点+連打 PSP2:1095860点+連打(ゴーゴーバグの額外得点含む) 初項:370点、等差:50点 連打秒数目安…約1.78秒 アーティストはこれらの曲と同じ大上昌子。 曲IDはordyne かんたん ふつう むずかしい コメント 達人無理すぎるwww - 2010-04-19 20 57 14 5こ目の音符を早く叩くと達人に分岐しやすい。 - 2010-06-20 10 40 22 なんとか60万いった - 2010-06-25 23 13 01 譜面がにぎやか - 2010-08-10 20 33 11 譜面
https://w.atwiki.jp/lunia_war/pages/30.html
素材アイテム/Material 装備品の強化や錬金術で使用される素材となるアイテムと 一部のスキルの発動時に消費する薬草アイテム 素材アイテム/Material薬草 生命の宝石 鉱石 霊石 その他の素材 宝石 コメント 薬草 一部スキル発動時の消費アイテムや錬金術の素材に使用。最大スタック数:250個。 薬草の入手方法 薬草袋 敵を倒した時に出る「薬草袋」は拾うことで8種類のうちランダムで1個の薬草が手に入る。 コボルトが落とすクエストアイテムの薬草袋とは別物なので注意。 クエスト 1.EP1森の中の競技場のNPCが輝く金の欠片1個と薬草8種のうち1個がランダムで出るランダムボックスLv2を交換してくれる。 輝く金の欠片は騎士団の訓練場のNPCが堅固な木1個につき金の欠片2個と交換してくれる。 2.広場のパルネが感謝の証60個と各種薬草50個を交換してくれる。黒真珠・赤蜘蛛の糸はこれをメインにするといいかも。 感謝の証はほとんどのクエストをクリアする毎に2個入手。 エルフの庭園 EP1のサイドステージ。ここでは薬草の株を破壊することで薬草を拾うことができる。 ここで薬草を集めれば他の方法はどうでもいいというほど大量に集めることができる。 伝説EP1のエルフの庭園ではマンドレイクが大量に入手できる。また、赤蜘蛛の糸、黒真珠も比較的容易に入手可能。 リンク⇒【エルフの庭園(戦記)】【エルフの庭園(伝説)】 アイテム名 入手場所 用途 冬の花 薬草袋、クエスト、エルフの庭園 スキル【戦神の加護】(ジーク)、【堅固なる祝福】(エイル)、【氷抵抗強化】(ダイン) 火炎草 薬草袋、クエスト、エルフの庭園 スキル【怒り爆発】(ジーク)、【勇猛なる祝福】(エイル)、【火抵抗強化】(ダイン) イヌホオズキ 薬草袋、クエスト、エルフの庭園 スキル【魔法無効化】【怒り爆発】(ジーク)、【マナ強化】(ダイン) 葛の根 薬草袋、クエスト、エルフの庭園 スキル【大地抵抗強化】(ダイン) 朝鮮人参 薬草袋、クエスト、エルフの庭園 スキル【体力増強】(エイル) マンドレイク 薬草袋、クエスト、エルフの庭園 スキル【睡眠】【光の加護】(エイル) 赤蜘蛛の糸 薬草袋、クエスト、エルフの庭園(伝説) スキル【光の加護】(エイル) 黒真珠 薬草袋、クエスト、エルフの庭園(伝説) スキル【体力増強】【光の加護】(エイル)、錬金術「かすかに輝く原石」「輝く原石」 スキル別消費アイテム表 ジーク スキル名 スキルLv 消費アイテム 【魔法無効化】 Lv 1~2 イヌホオズキ(1個) 【怒り爆発】 Lv 1~2 イヌホオズキ(1個)、火炎草(1個) 【戦神の加護】 Lv 1 冬の花(1個) Lv 2 冬の花(1個)、朝鮮人参(1個) エイル スキル名 スキルLv 消費アイテム 【堅牢なる祝福】 Lv 1~4 冬の花(1個) Lv 5~6 冬の花(1個)、赤蜘蛛の糸(1個) Lv 7~ 冬の花(1個)、赤蜘蛛の糸(1個)、???(1個) 【勇猛なる祝福】 Lv 1~4 火炎草(1個) Lv 5~6 火炎草(1個)、イヌホオズキ(1個) Lv 7~ 火炎草(1個)、イヌホオズキ(1個)、黒真珠(1個) 【体力強化】 朝鮮人参(1個)、黒真珠(1個) 【睡眠】 マンドレイク(1個) 【光の加護】 赤蜘蛛の糸(1個)、マンドレイク(1個)、黒真珠(1個) 【復活】 生命の宝石(1個) ダイン スキル名 スキルLv 消費アイテム 【マナ強化】 イヌホオズキ(1個) Lv 5~6 イヌホオズキ(1個)、朝鮮人参(1個) Lv 7~ イヌホオズキ(1個)、朝鮮人参(1個)、黒真珠(1個) 【火抵抗強化】 火炎草(1個) 【氷抵抗強化】 冬の花(1個) 【大地抵抗強化】 葛の根(1個) 生命の宝石 エイルの魔法スキル【復活】の使用に必要な消費アイテム。伝説EP2以降のステージで拾うことができる。 各ステージ内にある生命の宝石の位置と数は固定で、PT人数等による増減もない。 入手は容易だが、そのステージを出ると所持していた生命の宝石はすべて消滅してしまう。 アイテム名 入手場所 備考 生命の宝石 伝説EP2以降のステージ内で拾う スキル【復活】(エイル)の消費アイテム、取引可能 鉱石 装備の強化に使用する素材アイテム。最大スタック数:250個。 アイテム名 入手場所 備考 強化石 抽出、退魔の森褒賞 強化の素材 触媒 抽出、退魔の森褒賞 強化の成功率上昇 かすかに輝く原石 錬金術、抽出、ボーナス箱、退魔の森褒賞 光強化の素材 輝く原石 錬金術、退魔の森褒賞 光強化の素材 明るく輝く原石 錬金術、退魔の森褒賞 光強化の素材 さんらんと輝く原石 錬金術 光強化の素材 霊石 敵種族ごとに低確率でドロップする。錬金術の素材になる。最大スタック数:--個。 アイテム名 入手場所 売値 用途 アカマフラーカラスの霊石 アカマフラーカラス(伝) 20c 霊石が赤色 蟻地獄の霊石 蟻地獄(伝) 20c イエティの霊石 イエティ 20c 石精霊の霊石 大地の精霊 20c 錬金術(豊かな土) イーブルアイの霊石 イーブルアイ 20c 錬金術(呪いの石) オオカミの霊石 オオカミ系 20c 錬金術(西風の石)、戦記EP2イエティの高原クエスト 大きな葉の霊石 爆裂草 20c 海賊幽霊の霊石 海賊幽霊 20c 錬金術(呪いの石) ガーゴイルの霊石 ガーゴイル 20c 騎士団員の霊石 王立騎士団員 20c NPC王立騎士団員が敵に倒された時まれにドロップ キノコの霊石 キノコ 20c 錬金術(溶岩石) 木の精霊の霊石 木の精霊 20c 錬金術(聖霊の光) クーテの霊石 クーテ 20c 錬金術(雷の石) クマの霊石 クマ系 20c 錬金術(雷の石) クモの霊石 クモ、赤いクモ 20c 錬金術(猛毒の精) 小悪魔の霊石 小悪魔(伝) 20c 霊石が赤色 氷の精霊の霊石 氷の精霊 20c 錬金術(百年氷晶) 氷の精霊王の霊石 氷の精霊王(伝) 20c 霊石が赤色 ゴブリンの霊石 ゴブリン系 20c 戦記EP1ゴブリンの開墾地クエスト コボルトの霊石 コボルト系 20c 子龍の霊石 子龍、赤い子龍 20c 錬金術(溶岩石) サソリの霊石 砂サソリ、毒針サソリ 20c 錬金術(猛毒の精) サボテンの霊石 サボテン系 20c 錬金術(西風の石) シャーマロックの霊石 シャーマロック 20c 錬金術(海の目) ジャングルオオカミの霊石 ジャングルオオカミ 20c 錬金術(豊かな土) ジャングルゴリラの霊石 ジャングルゴリラ 20c 錬金術(雷の石) ジャングルスライムの霊石 猛毒のジャングルスライム 20c 錬金術(猛毒の精) ジャングルタートルの霊石 ジャングルタートル 20c 錬金術(海の目) ジャングルラプターの霊石 ジャングルラプター 20c 錬金術(西風の石) 神像の霊石 神殿守護兵 20c 錬金術(聖霊の光) スケルトンの霊石 スケルトンソルジャー 20c 錬金術(呪いの石) スケルトンジェネラルの霊石 スケルトンジェネラル 20c 錬金術(呪いの石) スノーモンソルジャーの霊石 スノーモンソルジャー 20c 錬金術(百年氷晶) スライムの霊石 スライム 20c 錬金術(海の目) 大砲樹の霊石 大砲樹 20c 錬金術(溶岩石) ダークエルフの霊石 ダークエルフ系 20c ダチョウの霊石 爆裂ダチョウ 20c 錬金術(溶岩石) *自爆時にまれにドロップ 泥怪物の霊石 泥怪物 20c 錬金術(豊かな土) ハイエナの霊石 ハイエナ 20c 錬金術(豊かな土) ハーピーの霊石 ハーピー系 20c 錬金術(西風の石)、EP3トゲ砂漠進入に必要 ハンターの霊石 ハンター系 20c 戦記EP2イエティの高原クエスト ヒマワリの霊石 ヒマワリ系(伝) 20c 錬金術(聖霊の光) フォークの霊石 フォーク c 錬金術(聖霊の光) ヘビの霊石 ヘビ系 20c 錬金術(猛毒の精) ペンペンの霊石 ペンペン 20c 錬金術(海の目) マンモスの霊石 マンモス 20c 錬金術(百年氷晶)、戦記EP2イエティの高原クエスト 雪だるまの霊石 雪だるま系 20c 錬金術(百年氷晶) ラッチェの霊石 ラッチェ 20c ラプターの霊石 ラプター(伝) 20c リーヴァの霊石 リーヴァ 20c 錬金術(雷の石) スライムの霊石(伝説) スライム(伝説) 5c 伝説EP1オークの前哨基地クエスト、取引不可 伝説的なゴブリンの霊石 ゴブリン(伝説1-6、1-9) 5c 伝説EP1-7古い木の精霊クエ(エルフ庭園クエから続き)、取引不可 伝説的なオオカミの霊石 オオカミ系(伝説) 5c 伝説EP2イエティの高原クエ、取引不可 伝説的なマンモスの霊石 マンモス(伝説) 5c 伝説EP2イエティの高原クエ、取引不可 伝説的な狩人の霊石 ベアハンター・ウルフハンター(伝説) 5c 伝説EP2イエティの高原クエ、取引不可 その他の素材 アイテム名 入手場所 売却 用途 根性の藁Lv1~16 赤い手袋のカカシ c 根性の調合書の素材、取引可能、Lv1からLv16まで16種類ある 宝石 宝石の結晶を錬金術で精製して作り出す。ボーナス箱から出ることも。錬金術の素材になるらしい。最大スタック数:--個。 アイテム名 入手場所 売却 用途 宝石の結晶Lv1-60 封印された宝箱 (10+Lv)c 錬金術でLv相当の宝石に精製 ジルコン 戦記EP1のボス、ボーナス箱 石嵐岩丘の隠し部屋のサボテン 25s ターコイズ 錬金術(宝石の結晶Lv11-20を融解促進剤で精製) 40s 琥珀石 錬金術(宝石の結晶Lv21-30を融解促進剤で精製)、ボーナス箱 55s EP3クエストで使用(08年7月廃止) ルビー 錬金術(宝石の結晶Lv31-40を融解促進剤で精製) 70s EP4クエストで使用(08年7月廃止) 黒水晶 錬金術(宝石の結晶Lv41-50を融解促進剤で精製) 85s EP5クエストで使用(08年7月廃止) サファイア 錬金術(宝石の結晶Lv51-60を融解促進剤で精製)、ボーナス箱 1g 宝石はエピソード6の装備のアップグレード(現在はボス装備自体入手が困難)やゆらゆら☆アクセサリーの復元に利用される。 琥珀石の用途(2008年7月の戦記の再構成により廃止) EP3サイドステージ「石風岩丘」にいる隠れているコボルトのクエストでホバとドレイクの装備を交換できた。 交換比率は武器・体・脚=5個、頭・手・足=3個、特殊・装飾=2個。 琥珀石を使用するクエスト(2008年7月の戦記の再構成により廃止) NPC 隠れているコボルト 居場所 戦記EP3石風岩丘 マップ南端、中央よりやや西の岩陰 クエスト 【コボルトとの取引 ドレイク装備-「体」「脚」「武器」】(再試行可能) 発生条件 Lv18~30、【旋風精霊(1) 石風岩丘】の完了 ノルマ 琥珀石(0/5) 任 務 琥珀石(宝石) 5個を石風岩丘にいる 隠れているコボルト に渡す。 褒賞選択 ドレイクの体装備 / ドレイクの脚装備 / ドレイクの武器 補 足 褒賞はクエストを受けたキャラクターの職業専用の装備のみ クエスト 【コボルトとの取引 ドレイク装備-「頭」「手」「足」「特殊」】(再試行可能) 発生条件 Lv18~30、【旋風精霊(1) 石風岩丘】の完了 ノルマ 琥珀石(0/3) 任 務 琥珀石(宝石) 3個を石風岩丘にいる 隠れているコボルト に渡す。 褒賞選択 ドレイクの頭装備 / ドレイクの手装備 / ドレイクの足装備 / ドレイクの特殊装備 補 足 褒賞はクエストを受けたキャラクターの職業専用の装備のみ クエスト 【コボルトとの取引 ドレイク装備-「イヤリング」「ネックレス」「指輪」】(再試行可能) 発生条件 Lv18~30、【旋風精霊(1) 石風岩丘】の完了 ノルマ 琥珀石(0/2) 任 務 琥珀石(宝石) 2個を石風岩丘にいる 隠れているコボルト に渡す。 褒賞選択 ドレイクのイヤリング / ドレイクのネックレス / ドレイクの指輪 補 足 褒賞はクエストを受けたキャラクターの職業専用の装備のみ コメント 大規模アップデート後、薬草が51個以上重ねられるようになりました。 -- 名無しさん (2007-10-28 04 52 34) 伝ep4の宝石はトルマリンですた。 -- 名無しさん (2007-10-28 15 24 14) 宝石ホバ。現在の名前は琥珀石。 -- 名無しさん (2007-11-27 08 19 46) Ep4の陰りの原始林にてルビー18個と武器を交換して貰える -- 名無しさん (2007-12-04 22 05 28) ルビーは琥珀石と同様のクエストがEP4にあり、18個で更に上級の装備が貰えるクエストがあります。 -- 名無しさん (2008-03-03 11 18 30) EP5の宝石はエメラルド -- 名無しさん (2008-03-16 13 40 12) 呪われた系のモンスターって霊石落とすのか? -- 名無しさん (2008-06-15 13 35 33) 霊石のスタック数は最大30個 -- 名無しさん (2009-01-10 12 32 04) 宝石はデュランのクエで入手できる。鯉→玉(同種2個)→宝石 -- 名無しさん (2009-01-10 12 35 17) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yumina/pages/244.html
[部分編集] 反転の大氷壁、展開 Lv 回数 オーディエンス値 ディフェンス効果値 ステータス変動値 必要 変動+リミット変動 心理 [自分]論攻心攻 分類 ディフェンス 1 24 0 0 備考 0 +1 +3 -15 +9 備考 威力変化表参照 6 スキル種別 防御 2 +3 -18 +11 12 必要行動ポイント □□□□□ 3 + + - + 対象 味方全体 4 23 +5 +7 -30 +16 発動タイミング ディフェンス 5 +7 +9 -37 +20 54 発動条件 相手ダメージスキル 6 +11 -45 +26 72 効果継続時間 1ターン 7 22 +9 +13 -52 +30 90 支持率変動値 0% 8 +9 +15 -60 +35 必要支持率 0% 9 +11 +16 -67 +39 130 入手方法 ドロップ 10 21 +11 +18 -75 +45 150 スキル能力 全体化、シフト効果値 : 4+必要逆転LV 必要アビリティ 攻勢、(逆転)、(大海の護り) 備考 詳細では論理・心理攻撃力を減少させるとなっているオーディエンス変動 ベーススキル×1.25×1.5 詳細 氷の壁をイメージする、藍の精神防壁。その上には太ったアザラシが佇み、イヌイットはこれを狩って食事や道具作りの材料にしている。アザラシ肉は鯨と似た食感で(以下略)味方全員に効果を及ぼす防御スキル。心理防御値とシフト効果を備え、さらに発動時には相手の論理・心理防御力を減少させる +反転の大氷壁、展開/威力変化表 反転の大氷壁、展開威力変化表 編集 ベーススキル 聞く耳を持たない心 編集 威力計算 ベーススキル×倍率A×倍率B注:数ポイント誤差が出る場合があります 編集 スキルLv 逆転Lv 心理ディフェンス効果値(大海の護りLV別) 編集 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10 倍率B 編集 1 1 53 編集 2 1 130 55% 編集 2 編集 3 1 編集 2 編集 3 編集 4 1 編集 2 442 編集 3 編集 4 編集 5 1 663 55% 編集 2 680 58% 編集 3 703 編集 4 編集 5 編集 6 1 編集 2 1058 編集 3 編集 4 編集 5 編集 6 編集 7 1 編集 2 編集 3 編集 4 編集 5 編集 6 1752 編集 7 編集 8 1 編集 2 編集 3 編集 4 編集 5 2331 編集 6 編集 7 編集 8 編集 9 1 2361 2548 編集 2 編集 3 2440 2576 編集 4 2638 2921 2994 編集 5 2791 2938 3084 編集 6 編集 7 2768 編集 8 編集 9 編集 10 1 編集 2 3153 編集 3 編集 4 編集 5 編集 6 編集 7 3903 70% 編集 8 編集 9 編集 10 編集 倍率A 70% 72% 74% 76% 78% 80% 82% 編集
https://w.atwiki.jp/k2727324602/pages/125.html
ドラグナー3型[初期型] リフター1 リフター2 リフター3 ドラグナー1型カスタム ドラグナー2型カスタム ドラグナー3型[後期改良型] ドラグーン ドラウ ゲバイ ダイン ガンドーラ シュワルグ ダウツェン ファルゲン ファルゲンマッフ ゲルフマッフ ヤクトゲルフマッフ レビゲルフマッフ ゲイザム ドラグナー3型 機甲戦記ドラグナー 全長18.2m 重量44.5t 備考:初期型 電子戦用に開発された試作型メタルアーマー。 優れた偵察・索敵・情報収集能力を持ち、D-1、D-2の作戦行動のサポートおよび敵の撹乱を行なう。また、敵基地のコンピュータをハッキングしたり、敵のホログラフィを封じたりと、その活躍の場は広い。 ただ、戦闘用ではないため、装甲や武装は最小限に抑えられており、代わりに各種センサーやレーダーを埋め込んである。 なお、D-3のコンピュータの愛称は「マギー」。 リフター1 機甲戦記ドラグナー 全長17.6m 重量78.7t 大気圏内飛行用のフライトユニット・リフター1を装着した事により、もともと高い戦闘力を誇るD-1は、さらに機動力を加えパワーアップした。 さらに、中距離戦能力と索敵能力が向上した上、本来の格闘戦能力もパワーアップしている。 リフター2 機甲戦記ドラグナー 全長17.5m 重量81.2t D-2専用フライトユニット・リフター2は航続距離に優れており、他の2機の約2倍となる1万kmもの長距離を補給梨で航行する事ができる。 また燃料補給システムを持ち、他の2機への給油も可能となっている。 リフター3 機甲戦記ドラグナー 全長18.2m 重量61.7t D-3専用フライトユニット・リフター3はスピード重視の軽量型となっており、3機の中では最高の速度を持っている。 これは他の2機に先行してデータ収集を行ない、戦況を有利に導くためであるが、同時に自身の回避能力を高めている。 ドラグナー1型カスタム 機甲戦記ドラグナー 全長17.6m 重量78.7t プラート博士の手により強化改造を受けたD-1。 ドラグーンの開発で得られたノウハウや連合軍独自の技術を盛り込んで、中距離戦能力と索敵能力が向上した上、本来の格闘戦能力もパワーアップしている。 2本のレーザーソードは左腰にマウントされ、右腰にはスローインボムが装備された。 また左肩に重力場感知システムを搭載したため、ショルダーボムは右肩の1個のみに変更されている。 ドラグナー2型カスタム 機甲戦記ドラグナー 全長16.8m 重量132.5t 強化改造されたD-2。 総合能力を上昇させたD-1カスタムと異なりD-2最大の特徴である火力をアップする事に主眼を置いた改造になっている。 両肩のレールキャノンは640mmの大口径になり、リフター着用の際にオミットされた2連装自動砲も復活している。 また、脚部に2連ヘビィデュアルミサイルが新設されている。 もちろん装甲とジェネレーター出力も増加している。 ドラグナー3型 機甲戦記ドラグナー 全長---m 重量---t 備考:後期改良型 D-3は外見上に変化はないが、電子戦用のソフトとハード両面に渡る更新が行われている。 また装甲と推力の向上が見られ、実質的にはカスタム化していると言ってもいい。 ドラグーン 機甲戦記ドラグナー 全長17.3m 重量79.2t 量産型のドラグナー。 D兵器の実戦データを活かし、重慶の秘密兵器工場で製作された地球連合軍の主力兵器。 優れたオートセンサーを装備し、スペック上はドラグナー1型、2型、3型の3機分を合わせた能力を持つ。試作機より強力な量産機という、考えてみれば当然のスペックを与えられながら、ドラグナーがカスタム化してしまったため、やはり脇役となってしまった。 ドラウ 機甲戦記ドラグナー 全長17.5m 重量63.3t ギガノスの偵察用メタルアーマー。 最も初期に作られたメタルアーマーで、巨大なカメラアイが特徴。 戦争初期には戦闘ポッドの相手をすればよかったので、この程度の装備でも戦えた。 ゲバイ 機甲戦記ドラグナー 全長16.1m 重量147.4t ギガノス軍の主力量産メタルアーマー。 武器は50mmハンドレールガンとカメラアイ部に内装された30mm機関砲である。 パワーではダインに見劣りするが、センサー類はダインより優れたものを搭載している。 ダイン 機甲戦記ドラグナー 全長17.3m 重量57.1t ギガノスの格闘戦用メタルアーマーで主に小隊長機として使用されている。 背中にはマルチディスチャージャーを装備している。ゲバイの面影を残す右目はターゲットスコープとしてコクピットに直結している。 なお、黄色いカラーリングのドルチェノフ専用ダインというバリエーションも登場した。 ガンドーラ 機甲戦記ドラグナー 全長13.2m 重量43.6t バイク型メタルアーマー。 上下に分離合体が可能で、上部の砲塔部分をドーラ、下部のバイク部分をガンツァーと呼称する。 ドーラは半人間形に変形しての飛行が可能で、下部のパーツをゲルファーと換装する事により、マリン・メタルアーマーのゲルドーラとなる。 主にパラシュートを使った降下作戦などに使用される。 シュワルグ 機甲戦記ドラグナー 全長16.6m 重量48.0t ギガノスのメタルアーマー。 空中戦用に特化した機体で、空気抵抗を減らすために高速飛行時には足を収納する。 「ファイティング・フォルグ・アーマー」とも呼ばれる。 グン・ジェム隊に配置されているギガノス地球勢力の主力兵器である。 地球上での戦闘を目的にしているのでフライトユニットがダイレクトに取り付けられているのが特徴。 本機とダウツェンで編隊を組んでいることが多い。 ダウツェン 機甲戦記ドラグナー 全長18.7m 重量57.2t メタルアーマーに飛行ユニットを装着する手間を省くために開発された空中戦用の機体でフォルグアーマーと呼ばれる。 高速飛行時には脚部を折り畳んだ飛行形態を取って空気抵抗を減らせるようになっている。 兄弟機のシュワルグに比べ、ダウツェンは攻撃力に重点が置かれており、攻撃機としての役割を持つ。 ファルゲン 機甲戦記ドラグナー 全長17.9m 重量66.1t マイヨ・プラート大尉の専用メタルアーマー。 ファルゲンはドラグナーのプロトタイプとも呼べる機体でマイヨの父であるラング・プラート博士により設計・開発されたギガノスの最新鋭機である。 だが、高いジェネレーター出力を持つがゆえにピーキーな機体で、操縦には相当の腕が必要とされている。ギガノスの蒼き鷹と呼ばれるマイヨだからこそ乗りこなせたと言えるだろう。 また、シモールA型パッシブ装甲という硬質ゴムに近い可逆性弾性金属を装甲に使用しており、柔軟な動きを可能としている点も見逃せない。 ファルゲンマッフ 機甲戦記ドラグナー 全長19.9m 重量89.9t ファルゲンに飛行用のフォルグユニットを装着した姿。本来は大気圏用のはずであるが、ファルゲンマッフはその後、宇宙でも使用されていた。 おそらくドラグナーのフライトユニットがターボ・ジェット・エンジン方式なのに対し、ロケット・エンジン方式なのだと思われる。 ゲルフマッフ 機甲戦記ドラグナー 全長17.6m 重量90.2t プラクティーズや親衛機甲師団に少数のみ配備された高性能メタルアーマーであるゲルフに飛行用のフォルグユニットを装着した機体。 プラクティーズの搭乗するゲルフは専用カラーで塗られている。 簡易型ファルゲンとも呼べる機体で、シモールA型パッシブ装甲と、乙女の肌より鋭敏なレーダーを持つ。 ヤクトゲルフマッフ 機甲戦記ドラグナー 全長17.5m 重量91.7t 長距離支援用メタルアーマーであるヤクトゲルフにフォルグユニットを装着した姿。 ギガノスは、3機によるフォーメーション攻撃を得意とするドラグナーに対抗するため、ゲルフを改修して重砲撃タイプのヤクトゲルフと電子線タイプのレビゲルフを開発したのである。 ヤクトゲルフはプラクティーズのウェルナー機以外にもゲルボック隊のチェンドルが使用していた。 レビゲルフマッフ 機甲戦記ドラグナー 全長17.8m 重量58.5t 電子戦用のレビゲルフにマッフユニットを装着した姿。D-3ほど専門特化しておらず、直接支援戦闘も可能となっている。 小隊を組んでの戦闘に使用され、プラクティーズ以外にゲルボック隊も使用していた。 このカラーリングはプラクティーズ専用である。 ゲイザム 機甲戦記ドラグナー 全長17.7m 重量95.2t ギガノス軍の試作メタルアーマー。 グン・ジェムが専用機として使用していた高性能機だが、量産には至らなかったようである。 腰のグレネードや背中の青龍刀はグン・ジェムの趣味と思われる。 だが、その攻撃力は高く、特殊合金をコーティングした青龍刀の切れ味は、グン・ジェムの腕と相まって、D-1のシールドを切断してしまうほどであった。 肩のコブラのペイントはグン・ジェム隊のマークである。 オプション情報大事典に戻る
https://w.atwiki.jp/casop/pages/18.html
CAS主別【や~よ】 CAS主名 キャラ名 声優名 CASページ や 野性のモン Z(ゼファー) 大塚 芳忠 □ モンブラン・ノーランド やまねこ トラファルガー・ロー 神谷 浩史 □ シャム 小野坂 昌也 チュウ スパンダム スパンダイン ゆ ゆうみ ニコ・ロビン 山口 由里子 □ ニコ・オルビア ゆらペチーノ ポートガス・D・エース 古川 登志夫 □ ゆんさん モンキー・D・ルフィ 田中 真弓 □ よ ヨシ シャンクス 池田 秀一 □ ジュラキュール・ミホーク 青野 武 ヨッシー ロロノア・ゾロ 中井 和也 □
https://w.atwiki.jp/wiki9_vipac/pages/348.html
――ケミカル・ダイン―― 生化学工業メーカー 主な業務……バイオテクノロジーを応用した、合成食料品の生産 薬物の研究・開発・生産も盛んに行われている 二大企業の一つ、クローム社と提携関係 ――WARNING―― 機密ファイルを開きます。パスコードを入力してください…… code *** ――OK―― ――!ファイルが破損しています―― ――新efg商j品―― クhei ム社をスko]サーとした、バzsuリf;oの開;@@ 。 第一実nk場として、ガル ^ddめ 「選ばれし民は、我々と同じ志を、昔から抱いていた……」 「ケミカルダイン、それは既に滅びし開祖にして、『母』の半身を創りだした先人」 「開祖たるケミカルダイン社と、同じく選ばれし民である我々の創り出した『贄』」 合計八機のACを大破させた、凄絶かつ滅茶苦茶な決勝戦から二週間が過ぎた。 見事優勝した三銃士+は、賞金を四等分した後――解散。 大会の為の急造チームだった彼らが、元々の三銃士とプロジェクターに戻る事は自然な事だった。 ……勿論、優勝記念の宴は四人で楽しんだ訳だが。 決勝戦にて大破したACは、大会側から四日後に戻ってきた。 その為、レイヴンとしての仕事は出来る筈なのだが…… 「……なぁ、たまには普通の武装で出てみんのか?」 接客用のグラスを洗うプロジェクターの背後から、店主が呆れたような声で言う。 彼は大会後、一度も出撃する事無く(正確には依頼が全く無い)ひたすらアリーナに没頭する日々を過ごしていた。 「そうすりゃ、少しはランクも上がるだろうに…… 今みたいに名物ランカーだの何だのと言う輩の口も、少しは変わるぞ?」 黙々とグラスを洗い続け、店主の声に耳を貸さないプロジェクター。 「心配してやっとるのに、なんじゃその態度は……」 楽しそうに洗い物を続ける彼の態度に、店主はがっくりと肩を落とす。 「好きでやってんだからさ、良いじゃない。 それによ、パイルバンカーは危険すぎて、ミッションには持って行けねぇよ」 音を立てて動き始める旧式の乾燥機に、洗い終わったグラスが放り込まれた。 アリーナでは必ずパイルバンカーを使用する……それは、彼の損な信念の一つだった。 だが、大衆娯楽の一つと化したアリーナでは、そのようなスタイルも快く迎えられる。色物として、ではあるが。 アリーナ、ミッション問わずにパイルバンカーを装備して行くツワモノも、いないわけでは無いが。 ――チリン 今時珍しい、鈴を用いた入り口の呼び鈴が店内に響く。 「客か?珍しいな。あんたの店に俺以外の客が来るなんざ」 ほっとけ、という顔を向けた後、店主はカウンターへと向かっていった。 「えぇーっ!クイックトリガー、まだ帰ってこないの?」 交渉から帰ったばかりのスウィフトに、露骨に不満そうな顔をしたヘクトが叫ぶ。 「コアが品切れだとよ。ただでさえお前のACは品薄のパーツで組んであるんだ。 レッグパーツがスムーズに入手できただけでも、喜べ」 四人のACのうち、ヘクトの機体だけが未だに帰ってこない。 最も損傷が激しく、全てのパーツが修復不能なのは彼女のACだけであった。 「他のパーツにするって手は、駄目なのか?」 「無理だ。大会側は、あくまでも出場機体のみを無償で修復・提供の姿勢を崩さねぇ。 自腹で代用のコアを用意する事も資金的に無理だ。」 あっさりと却下された代案に両手を広げ、『お手上げ』のポーズをとるジョー。 四人一組のチームである彼等は、普通のレイヴンに比べて約四倍の戦力と維持費を併せ持つ。 ACのパーツ、武器弾薬、そしてレンタルガレージの維持費…… 一機でも莫大な費用がかかるACを四機も所持しているのだから、チームの台所事情はとても厳しい。 「……ったく、あんなに派手に壊す馬鹿がどこにいるんだ」 名指しこそされなかったが、スウィフトのイヤミは自分に向けられたものだとわかる。 だが、ヘクトには言い返す言葉が無いのも事実だった。 あの決勝で彼女達に残ったものは、頬の傷跡位なものだったから。 「あれ、客じゃないのか?今時、ピンポンダッシュなんてあるのかね?」 開きかけた新聞から目を離し、早くも戻って来た店主に目を向ける。 「客じゃよ……お前さんのな」 俺……?と自分を指差すプロジェクターに、店主は首を縦に振った。 「ぃよう」 一番見たく無い顔が、店の隅で待っていた。マネージャーのヒールだ。 折角の開店休業気分を台無しにされた。こいつが直接来る時は、大抵ロクでもない仕事が待っている。 「仕事だ。ようやくお前に依頼がきたぞ」 アリーナでの迷走が続くプロジェクターには、あまり依頼が回ってこない。 その上、メールもたまにしか確認しないという有様だ。アリーナには積極的なのだが…… 「しかし、こんなに頻繁に顔を合わせるレイヴンとマネージャーってのは中々いねぇぞ」 基本的にレイヴンは、所属する傭兵管理機関からあてがわれたマネージャーと、ネット上でやり取りをする。 その大半が、マネージメントとオペレートを兼用する人材だ。 「……オメェが何にも確認せずにフラフラしてっから、直接出向いてやってんだ!少しは感謝しろ」 当の本人にとっては、聞き飽きた怒声が店内に響く。 「やはり、センチュリオン……!」 空港だった建造物に寄生するかのように、巨大な『白い塊』が取り付いている。 その様を映し出すスクリーンを、二人の男が見つめていた。 「なんという事だ……何故、過去の遺産を、得体の知れないモノを、奴等は必要とする? 何故だ!?我々にはAMIDAがあるではないか!何故、今になってケミカルダインの……」 後退した頭髪に猫背。冴えない風貌の彼が、ヘクト達が「KYK」と呼ぶキサラギの強行派ではない、 いわゆる反対派のリーダーである。 現在のキサラギ社は、このスクリーンに映る『モノ』をめぐり、内部分裂を起していた。 キサラギの生体兵器、登録ナンバー110105、「シャミー」という愛称で呼ばれるAMIDAが偶然発見したカプセル。 旧世代、それも、大深度戦争中に製作されたと思われる、『生体兵器』の細胞の一部が保存されていた。 ケミカル・ダイン社で開発され、更に改良を加えた未知の細胞。 現代のキサラギ社の技術を持ってしても、完全な解析が不可能だった、過去からの贈り物。 発見した「シャミー」のハク製が、本社ビルのロビーに飾られる程の発見だった。 『AMIDA』で一応の完成形に入ったと思われたキサラギの生体兵器産業は、 この発見で更なる発展を遂げる……そう唱えたキサラギの研究者がいた。 安部と呼ばれたその研究者は、自らの考えに同調する同志を集め、 発見された細胞の使用権を求め社長に直訴。社長はそれを承諾した。 ――そして、細胞の危険性を訴える反対派と、頑なに進化を望む強行派の対立が始まった。 (所詮、目糞鼻糞な気もしますが、アレをのさばらせておく訳にはいきませんからね……) 隣で「AMIDA……AMIDA」と呟く反対派リーダー、ウィルソンを無視し、 映像から割り出せるデータを解析するレミントン。 元同僚のよしみで、この問題の解決を依頼として引き受けたものの、事がここまで大きくなるとは思いもしなかった。 「これは厄介ですね……目に見える範囲だけを叩いても、効果は無さそうです」 「だろうな。見えている物は、所詮氷山の一角。バルガスごと焦土にしたとしても、十中八九再生する」 冷静さを取り戻したウィルソンも、端末で手を踊らせつつ、続ける。 「恐らく、地下深くに根を張るように生命種を分散させているのだろう。 だが、施設に寄生するように根を展開させているとすれば、ある程度生命核の場所は割り出せる」 スクリーンが切り替わり、施設一帯の断面図が表示される。 凄まじい数で繁殖していく生命種は施設の動力、つまり電力等に寄生して成長している。 そして、最も強大な動力源……つまり施設の心臓部、動力炉に生命核がある可能性が最も高い。 「しかし……こんな深くの物、一体どうやって叩くのですか?」 生命核と思われる反応は、施設最深部にあった。 攻撃目標の位置は判明したが、肝心の手段が無くては意味が無い。 「手なら有る。とびっきりのヤツがな」 怪しい程自信溢れる返答に、漠然とした不安がレミントンを襲った。
https://w.atwiki.jp/ggame/pages/173.html
ブリガンダイン ~幻想大陸戦記~ ブリガンダイン グランドエディション (※リメイク版タイトル) 簡易紹介 ゲーム開始時に5人の君主の中から主人公を選択する。選んだ主人公により全く違ったストーリーが展開。 リメイク版では皇帝ゼメキス(エストレガレス帝国)も主人公として選択可能となった。 女性主人公は宗教国レオニアの女王リオネッセのみ。 データ 公式サイト 製品情報、リメイクPS版製品情報、アーカイブス版製品情報 開発・発売元 ハーティロビン(現 ハピネット) ジャンル シミュレーション 対応機種 PS、アーカイブス(リメイク版のみ) 発売日 PS版:1998年4月2日、リメイクPS版:2000年5月18日、アーカイブス:2008年12月24日 価格(税別) PS版:5800円、リメイクPS版:6800円、アーカイブス版:600円(税込) 廉価版 なし キャラクターデザイン シナリオライター 音声量 あり 主人公 男女選択型、リオネッセ 恋愛要素 あり 相手役 キルーフ 備考 乙女@一般ゲーム総合スレッド 493 名前:名無しって呼んでいいか? :05/09/12 22 30 09 ID ??? ブリガンダインってどうなんでしょう? 女君主一人しかいないみたいですが・・・DF並を期待すると痛い目みますか? 497 名前:名無しって呼んでいいか? :05/09/24 23 29 53 ID ??? ブリガンダインはキャラ間の恋愛描写は多いよ。 女君主(リオネッセ)シナリオは特にそれが顕著だけど、 リオネッセの相手役は決まってるから何とも言い難い。 501 名前:名無しって呼んでいいか? :05/10/11 02 19 46 ID ??? イベント、ドラフォ並を期待するとけっこう辛いかと。 シミュ部の難易度もそこそこあるから、そっちも好きでないと挫折する可能性あり。 ドラフォ同様、基本的にカプ固定なので好みなカプがあったら楽しめるか? って感じではないかと。自分は賢王と妹のカプで美味しくいただきましたが。 乙女@女主人公一般ゲーム総合スレッド その11 545 名前:名無しって呼んでいいか? :10/10/14 11 59 57 ID ??? 流れ読まなくてすまない、が 何故ブリガンダインGEがあがってないんだ 相手は幼馴染固定だが三角関係に発展したり すれ違ったりな王道少女漫画展開があるのに ゲームとしても楽しめるしアーカイブスあるから安値で遊べる マルチシナリオのあらすじや公式HPアーカイブスのSSも美味しいのに もし過去ログで話題になってたらごめんよ 554 名前:名無しって呼んでいいか? :10/10/14 13 54 34 ID ??? アーカイブスの一覧で気にはなってたけど 女主人公選べるの知らなかったから情報出してもらえて参考になったよ その三角関係って女1男2?ならいいんだが 555 名前:名無しって呼んでいいか? :10/10/14 14 06 25 ID ??? 三角というか実質ハーレムです 主人公は男4女1から選ばないとならないんだけど 他も恋愛模様とか敵とかまあ色々ある 556 名前:名無しって呼んでいいか? :10/10/14 14 18 03 ID ??? え、ハーレムじゃなかったと思うが 基本は 主人公→←キルーフ だがキルーフが好き過ぎてやや空回り気味 三角関係ってのは後から加入する別の幼馴染二人組 主人公→←キルーフ←幼馴染(女)←幼馴染(男) あ、三角じゃなくて四角関係になるのか 557 名前:名無しって呼んでいいか? :10/10/14 14 26 17 ID ??? ああ、そっちか キルーフvsアスミットばっか印象に残ってて そんな女居たことすら忘れてた 558 名前:名無しって呼んでいいか? :10/10/14 14 39 12 ID ??? あれVSにもなってないような… キルーフが一方的に噛み付いてるだけだし ただ焼餅自体はおいしいかも? 個人的には帝国のゼメキスとエスメレーにも萌えた やはり中の人の力は偉大だ 559 名前:名無しって呼んでいいか? :10/10/14 15 58 54 ID ??? 女主に拘らなければカーレイオン 北狼はシスコン女気無しだからこのスレ的には残念だが ゼメキス×エスメレーは大人すぎるよw 560 名前:名無しって呼んでいいか? :10/10/14 19 39 56 ID ??? マルチシナリオではリオネッセはヴェイナードと政略結婚してたな 公式のルーンナイツストーリーでも政略結婚してて ヴェイナードに立ちはだかるというところで話が終わっているから その後どうなったのかわからない 561 名前:名無しって呼んでいいか? :10/10/14 21 01 55 ID ??? いうべきかいわざるべきか 公式ストーリーでは、ヴェイナードが大陸制覇したことになってるんだよね でもゲームだし勝手に固定されても興ざめな話 乙女@女主人公一般ゲーム総合スレッド その12 487 名前:名無しって呼んでいいか? :10/11/29 14 51 40 ID ??? ブリガンダインの配信って評判のいい方なのかな? 店頭じゃ最初に発売された方しかお目にかからん 488 名前:名無しって呼んでいいか? :10/11/29 14 53 40 ID ??? GEだからプレミアついてる方 490 名前:名無しって呼んでいいか? :10/11/29 15 02 50 ID ??? グランドエディションは発売された本数が少ないからね 少し前までプレミアムなお値段だった シナリオは大幅増、難易度的にはやや上がってるかな ボスが追加されちゃったんだよねー 周回するには邪魔なんだけど ちょっと雰囲気を掴むだけなら無印でもいいかもしれない 上へ
https://w.atwiki.jp/asianmystery/pages/207.html
2012年11月17日 Index ドイツ語圏編(1)ドイツのシャーロック・ホームズ、ジョー・ジェンキンズ(ただしアメリカ人)◆『新青年』で翻訳紹介されたジョー・ジェンキンズ・シリーズ ◆探偵ジョー・ジェンキンズ・シリーズへの各種言及 ◆最近のドイツ語圏での出版状況 ドイツ語圏編(2)オーストリアのコナン・ドイルが生んだ探偵ダゴベルト◆創元推理文庫『世界短編傑作集』第2巻の「奇妙な跡」で活躍する探偵ダゴベルト ◆探偵ダゴベルト・シリーズへの各種言及(1)ドイツ語圏での言及 (2)英語圏での言及 ◆探偵ダゴベルト・シリーズの邦訳(1)2012年11月時点での邦訳状況 (2)2013年4月、ついに創元推理文庫で短編集『探偵ダゴベルトの功績と冒険』が発売! ◆最近のドイツ語圏での出版状況. 補足情報ドイツの戦前探偵小説についての補足情報(1)フェルディナント・ルンケル「公爵の首」 (2)ディートリッヒ・テーデン「巧に織った証拠」 オーストリアの戦前探偵小説についての補足情報(1)クラカウアー『探偵小説の哲学』のオーストリア作家への言及 (2)ヴァン・ダインが挙げているもう一人のオーストリアの探偵作家 ドイツ語圏編(1)ドイツのシャーロック・ホームズ、ジョー・ジェンキンズ(ただしアメリカ人) 邦訳:短編10編ほど ◆『新青年』で翻訳紹介されたジョー・ジェンキンズ・シリーズ まずは、フェルディナント・フォン・シーラッハの『犯罪』が2011年に翻訳出版されて以降、日本国内で非常に盛り上がりを見せているドイツ・ミステリから。 ドイツでは1910年代、パウル・ローゼンハイン(Paul Rosenhayn、1877-1929)という作家がジョー・ジェンキンズ(Joe Jenkins)という探偵を登場させた一連のシリーズ作品を発表している。この作家と探偵の名前を最初に知ったのは、長谷部史親氏の『欧米推理小説翻訳史』(1989年-1992年『翻訳の世界』連載/1992年 本の雑誌社/2007年 双葉文庫)に収録された「ドイツ文化圏の作家たち」を読んだときだった。そこでは探偵ジョー・ジェンキンズは以下のように紹介されている。 長谷部史親「ドイツ文化圏の作家たち」より引用(双葉文庫版『欧米推理小説翻訳史』、p.189) 主人公のジョー・ジェンキンズというのは、名前から自明のようにドイツ人ではなくアメリカ人で、世界的に有名な名探偵という設定になっている。それがドイツにやってきてベルリンやミュンヘンに仮の住居を構え、不可解かつ困難な状況に陥った人々の依頼を受けて捜査に乗り出してゆく。ミュンヘンの下宿先にはフーバア夫人という家政婦を置き、依頼人をひと目見てその人物の一日の行動を言い当てるシーンがあるなど、さながら“ドイツのシャーロック・ホームズ”の様相を呈している。《中略》ヨーロッパの都市を駆け巡ったこのコスモポリタンの名探偵が、ホームズのライヴァルのひとりとして記憶される価値は充分にあろう。 『欧米推理小説翻訳史』によればジョー・ジェンキンズ・シリーズは『新青年』に訳載されているとのこと。光文社文庫『幻の探偵雑誌10 「新青年」傑作選』(ミステリー文学資料館編、2002年)の巻末に付されている山前譲氏作成の「「新青年」作者別リスト」でチェックしてみると、パウル・ローゼンハインの作品は1923年から1933年にかけて11編掲載されている。図書館で確認すると、このうち10編がジョー・ジェンキンズ物だった。 『新青年』に訳載されたジョー・ジェンキンズ・シリーズ一覧(10編) タイトル 掲載号 ページ 訳者 備考 乾板上の三人 1923年5月号(4巻6号) 202-239 鳥井零水(=小酒井不木) ルイ十五世の煙草匣 1923年夏季増刊号(4巻10号) 66-83 鳥井零水(=小酒井不木) 白い蘭 1924年新春増刊号(5巻2号) 72-95 鳥井零水(=小酒井不木) 共同出資者 1927年夏季増刊号(8巻10号) 140-158 武村俊二 模造宝石事件 1930年夏季増刊号(11巻11号) 160-179 記載なし 午前三時 1931年新春増刊号(12巻3号) 66-78 記載なし 映画試撮事件 1931年夏季増刊号(12巻11号) 336-355 浅野玄府 綱 1932年2月号(13巻2号) 204-217 浅野玄府 死者甦る時 1932年夏季増刊号(13巻10号) 112-123 浅野玄府 発明家と怪死体 1933年新春増刊号(14巻3号) 404-426 浅野玄府 ほかに1926年11月号(7巻13号)にローゼンハインの「Razzia」(p.231-239、斎藤俊訳)が掲載されているが、これはジョー・ジェンキンズが登場しないクライム・ストーリーである。 「「新青年」作者別リスト」にはタイトルと掲載号のみ示されている。ページと訳者は現物で確認した。 最初の3編を訳している鳥井零水というのは、探偵作家の小酒井不木(1890-1929)の別名である。このうち「白い蘭」に関しては、萌倉望氏の小酒井不木研究サイト「奈落の井戸」で翻刻されており、オンラインで読むことができる(トップページ>小酒井不木>翻刻ライブラリ(翻訳編))。 「模造宝石事件」の訳者名は雑誌では記載されていないが、この作品は1930年出版の春陽堂探偵小説全集24『模造宝石事件 他三十一篇』(浅野玄府訳)に収録されているので、訳者は浅野玄府だと分かる。そうなると、「午前三時」も浅野玄府訳である可能性が高いだろう。 ほかにも、論創ミステリ叢書の『小酒井不木探偵小説選』(論創社、2004年)にローゼンハインの「空中殺人団」が収録されている。これもジェンキンズ物である。訳者は「鶴毛寧夫」という正体不明の人で、雑誌『中学世界』1925年9月号および10月号(28巻9号、10号)に掲載された。なぜこんなものが小酒井不木の探偵小説選に収録されているのかというと、巻末の解題によれば、小酒井不木が『子供の科学』1926年10月号に連載第1回を発表した「不思議の煙」が、その前年に『中学世界』に訳載されたローゼンハインの「空中殺人団」に似ているとの指摘があったのだそうである。不木は「空中殺人団」を読んでいなかったそうだが、この読者の指摘を受けて「不思議の煙」の連載を第1回のみで中止にしている。『小酒井不木探偵小説選』ではこの両作品が比較して読めるようになっているのである。 ドイツ文学者、ドイツ・ミステリ研究家の福本義憲氏の「ドイツミステリの忘却装置」(ドイツ・ミステリーの館『青猫亭』>ドイツミステリの忘却装置)によれば、ジョー・ジェンキンズの初登場は1915年だったそうだ。英語圏の「シャーロック・ホームズのライヴァルたち」のなかでも代表格である隅の老人(1901年~)、オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン(思考機械)(1905年~)、ソーンダイク博士(1907年~)らよりもやや遅れての登場ということになる。 ◆探偵ジョー・ジェンキンズ・シリーズへの各種言及 (1)ドイツ語圏での言及 ジョー・ジェンキンズは単に日本で比較的邦訳が多かったというだけでなく、当時のドイツでも国を代表する探偵だと見られていたようである。ドイツの社会学者のジークフリート・クラカウアー(Siegfried Kracauer、1889-1966)は1925年に『探偵小説』(Der Detektiv-Roman)という探偵小説論を完成させている。その邦訳、『探偵小説の哲学』(福本義憲訳、法政大学出版局、2005年)を読むと、序文で「探偵」という存在を明確に形にした作家としてエドガー・アラン・ポー(1809-1849)が挙げられており、その指し示した方向を引き継いだ作家として、イギリスのコナン・ドイル(1859-1930)やフランスのエミール・ガボリオ(1832-1873)、モーリス・ルブラン(1864-1941)と並んで、ドイツの作家ではパウル・ローゼンハイン(1877-1929)が挙げられている(ほかに北欧のミステリ作家も一人挙げられているが、そのことについては「北欧編」で述べる)。そして論考中では、「シャーロック・ホームズにせよ、ルルタビーユにせよ、ジョー・ジェンキンズにせよ」(邦訳書p.59)と、英仏の探偵と並べてドイツからは(といっても設定としてはアメリカ人だが)ジョー・ジェンキンズの名を出している。なお、『探偵小説』は1925年に完成していたものの、一部が公開されるにとどまり、全体が公刊されたのは著者の死去後の1971年だそうである。 (2)北欧での言及(この節は2012年12月17日に追加) 『ミステリマガジン』1972年11月号~1973年12月号に、デンマーク人のターゲ・ラ・コーア(Tage la Cour、ミステリ作家?)とハラルド・モーゲンセン(Harald Mogensen、1912-2002、ミステリ編集者)の共著『殺人読本 絵で見るミステリ史』が連載されている。訳者は隅田たけ子。おそらく、英訳版『The Murder Book An Illustrated History of the Detective Story』(1971年)を翻訳したものだろう。原典は1969年にデンマークで出版された『Mordbogen kriminal- og detektivhistorien i billeder og tekst』である。 1973年11月号の「連載12 その他の外国勢」(「12」と表示されているが実際は連載13回目)を見ると、ドイツ語圏産の作品では探偵ジョー・ジェンキンズ・シリーズと探偵ダゴベルト・シリーズへの言及がある。 「ドイツの作家ポール・ローゼンハインの探偵ジョー・ジェンキンズは、一九二〇年代に英語通用国のあいだですらたいそう人気があった」(p.6) 「バルドウィン・グロルラーのダゴベルト・トロストラーと、ドイツの作家ポール・ローゼンハインの創作した探偵ジョー・ジェンキンズは、ともにほぼ国際的な名声をかちとった」(p.6) もっともこれだけだと、探偵ジョー・ジェンキンズ・シリーズと探偵ダゴベルト・シリーズが北欧でも読まれていたのかはいまいち分からない。探偵ダゴベルト・シリーズについてはのちほど紹介する。 ◆最近のドイツ語圏での出版状況 ジョー・ジェンキンズ物の最初の短編集である1915年刊行の『ジョー・ジェンキンズの十一の冒険』(Elf Abenteuer des Joe Jenkins)は、ちょうど今年(2012年)復刊されたようで、日本のamazonでも購入可能になっている(リンク)。ドイツ語が読める方は買ってみてはいかがでしょうか。 (さらに、これはジェンキンズ物なのかは分からないが、ローゼンハインの"Die Drei aus Hollywood"という本も2012年に復刊されており(日本amazon)、しかも同じ作品がKindleでは100円で買えるようである(日本amazon)) ドイツ語圏編(2)オーストリアのコナン・ドイルが生んだ探偵ダゴベルト ※この記事は創元推理文庫から『探偵ダゴベルトの功績と冒険』が出る以前(出ることが発表される以前)に執筆したものです。そのことをご承知の上お読みください。 ※著者の姓の表記は当初は従来の表記に従い「グロルラー」としていましたが、創元推理文庫『探偵ダゴベルトの功績と冒険』に合わせて「グロラー」に変更しました。 邦訳:短編3編(2012年11月の時点で)(同人誌等に掲載された邦訳は除く) ◆創元推理文庫『世界短編傑作集』第2巻の「奇妙な跡」で活躍する探偵ダゴベルト ダゴベルトという探偵の名に心当たりがなくても、ダゴベルトが登場する作品を読んだことがある人は結構多いはずだ。ダゴベルト物の1編、「奇妙な跡」が江戸川乱歩編の『世界短編傑作集』第2巻(創元推理文庫、1961年)に収録されているからである。全5巻の『世界短編傑作集』の収録作は英語圏の作品がほとんどで、ドイツ語圏から採られた作品はこの「奇妙な跡」のみ。ちなみに、ほかの非英語圏の作品には、第1巻のアントン・チェホフ「安全マッチ」、第2巻のモーリス・ルブラン「赤い絹の肩かけ」がある。 探偵ダゴベルトの生みの親であるバルドゥイン・グロラー(Balduin Groller、1848-1916)は『世界短編傑作集』によると、ハンガリー生まれのオーストリアの作家で、オーストリアのコナン・ドイルと評されている。「奇妙な跡」は1908年発表の作品で、原題は"Die seltsame Fährte"。1909年刊行のダゴベルト物の短編集『探偵ダゴベルトの功績と冒険』(Detektiv Dagoberts Taten und Abenteuer)所収の作品である。この作品はその後、1927年刊行のヴァン・ダイン編の探偵小説アンソロジー"The Great Detective Stories"(のちに"The World s Great Detective Stories"に改題)に収録されたことで広く世界で知られるようになったという。『世界短編傑作集』第2巻で生年が「1884年」、原題が「Die seltsame Fährite」(余計な「i」が入っている)となっているのは誤植だろう。なお、グロラーが生まれたハンガリーのアラドは、現在はルーマニア領になっている。 グロラーのダゴベルト物は『ミステリマガジン』でも1編だけ翻訳されている。1975年6月号に掲載された「匿名の手紙」である。同誌では1974年2月号(特集:シャーロック・ホームズのライバルたち)から1977年3月号にかけて《シャーロック・ホームズのライバルたち》としていわゆるホームズのライバルたちの短編を訳載しており、これはそのうちの1編(1975年9月号まではほぼ毎号掲載、その後は1976年1・3・5・7月号、1977年3月号に掲載、訳者は基本的に山田辰夫)。のちにこの不定期掲載が母体となって全3巻のアンソロジー『シャーロック・ホームズのライヴァルたち』(押川曠編、ハヤカワ・ミステリ文庫、1983年~1984年)が刊行されているが、これは第1巻と第2巻がイギリス編、第3巻がアメリカ編となっており、オーストリアの作家であるグロラーの作品は収録されなかった。 「匿名の手紙」に付された紹介文には以下のように書かれている。 『ミステリマガジン』1975年6月号、「匿名の手紙」の紹介文より(明らかな誤植は直した) グロルラーは1880年頃からジャーナリストとしての自己の体験を生かしてユーモラスな短篇を発表したが、1890年最初の探偵小説「Unter Vier Augen」を著し、以後オーストリアのコナン・ドイルと評される彼の活躍がはじまる。探偵ダゴベルトが活躍する物語は1910年から1912年の間に発表された6つの短篇集におさめられている。本編は1910年刊行の「Detektiv Dagoberts Taten Und Abenteuer」の中の一編である。背景となっているのは、第一次大戦勃発直前のウィーン上流社会であり、この素人探偵のいささか鼻をつくディレッタントぶりは、あのM・P・シールの「Prince Zaleskie」と双璧といえるだろう。 ここには特に書かれていないが、1973年にイギリスで"The Rivals of Sherlock Holmes"というドラマシリーズが制作されており、ダゴベルト物の"Anonymous Letters"(匿名の手紙)という作品が放送されているらしい(※Wikipedia情報です)。なぜ突然ダゴベルト物が『ミステリマガジン』に掲載されたのか不思議だったが、時期からいっても、おそらくこのドラマの放送を受けてその原作を翻訳掲載することにしたのだろう。なお、このドラマシリーズではデンマークのアイジル・ホルスト警部補シリーズの"The Sensible Action of Lieutenant Holst"という作品も放送されているようだが(※Wikipedia情報です)、これはおそらく、『ミステリマガジン』2010年11月号に訳載された「理にかなった行動」(1909年)をドラマ化したものだと思われる。アイジル・ホルスト警部補シリーズについては「北欧編」で扱う。 さて、紹介文を読むと、先ほどの『世界短編傑作集』で示されていた年と少しずれているが、探偵ダゴベルトの活躍譚は1910年から1912年にかけて6冊の短編集にまとめられているようだ。初登場はその数年前だろう。ドイツのジョー・ジェンキンズ(1915年~)よりもダゴベルトの方が数年早く登場したということになる。 ◆探偵ダゴベルト・シリーズへの各種言及 (1)ドイツ語圏での言及 先に触れたクラカウアーの『探偵小説の哲学』(1925年完成)ではバルドゥイン・グロラーへの言及はないが、戦後、1953年にドイツで刊行されたワルター・ゲルタイス(Walter Gerteis、1921-1999)の『名探偵は死なず その誕生と歴史』(邦訳1962年、弘文堂、前川道介訳)ではグロラーの名前が出てくる。ブラウン神父を扱った章の「ホームズの無数の子孫」という小見出しの節である。 ワルター・ゲルタイス『名探偵は死なず その誕生と歴史』、邦訳書 p.148 ある人はホームズ愛好の念から書いた。たとえばドンネル・ボドキン*注はホームズという有名なお手本にならい、ロンドンの私立探偵ポール・ベックを、バルドゥイン・グロラーは、ウィーンの私立探偵ダゴベールをつくり出した。ある作家たちはホームズに対する反感から書いた。たとえばジャーナリストのアーサー・モリスンは平凡さを強調したマーチン・ヒュウィット探偵をつくったのがこれである。 注:ドンネル・ボドキン … M・マクダネル・ボドキン(Matthias McDonnell Bodkin、1850-1933)。イギリスの作家。1898年の短編集『経験型探偵ポール・ベック』が「クイーンの定員」(後述)に選ばれている。 ほかに、邦訳書p.151には、「オーストリアのバルドヴィン、グロラー(原文ママ)のダゴベール探偵はドイツ語を使っている地方で、シャーロック・ホームズに劣らずよく知られているただひとりの探偵である」とある。 (2)英語圏での言及 前述の通り、ヴァン・ダインは1927年の探偵小説アンソロジーでダゴベルト物の1編である「奇妙な跡」を採っている。また、そのアンソロジーの序文ではグロラーに言及して以下のように述べている。 1927年刊のアンソロジー"The Great Detective Stories"の序文より(井上勇訳、ヴァン・ダイン『ウインター殺人事件』創元推理文庫版[1962年]巻末に収録) ボルドゥイン・グロラーが、おそらくは、オーストリアの推理小説作家のなかではいちばん有能で、独創的だろう。その《探偵ダゴベルト》 Detektiv Dagobert はおそらくオーストリアで、シャーロック・ホームズにもっとも近い作品だろう。 ゲルタイスが探偵ダゴベルトをドイツ語圏の探偵の代表格だと見なしていたのは、ヴァン・ダインがこのように言及し、アンソロジーにも採っていたというのが大きかったのではないだろうか。 そしてヴァン・ダインの評価がここでも影響したのか、エラリー・クイーンは1951年、古今東西のミステリ短編集から歴史的意義などを基準に「クイーンの定員」(Queen s Quorum)106冊を選定した際、1901年から1910年の第一期黄金時代の短編集として、思考機械や隅の老人、ソーンダイク博士物の短編集とともにバルドゥイン・グロラーの『探偵ダゴベルトの功績と冒険』(Detektiv Dagoberts Taten und Abenteuer)を選出している。「クイーンの定員」は1969年に増補され125冊となっているが、このうちドイツ語圏から選ばれたのはグロラーの1冊だけである(非英語圏ではほかにフランス語圏から5冊[ガボリオ1冊、ルブラン2冊、シムノン2冊]、スペイン語圏から2冊[ラテンアメリカ編で紹介]が選ばれている)。 なお、クイーンは『クイーンの定員』でダゴベルトの名について以下のように書いている。 エラリー・クイーン『クイーンの定員』より引用(小鷹信光訳、光文社『EQ』1981年7月号) 一九一〇年、ヨーロッパでは最も古く、重要なチュートン人短編小説探偵が登場した――その書を発見することはほとんど不可能なダゴベルト・トロストラーである。物語の登場人物たちも、読者も、ほとんどの人が<オーストリアのシャーロック・ホームズ>をあっさりとヘル・ダゴベルトと呼んだが、<それが彼の姓でないことを知っているものさえほとんどいなかった>。 「ヘル」(Herr)というのは、英語の「Mr.」にあたるドイツ語。姓につけるものなので、「ヘル・ダゴベルト」という表現はおかしいのである。日本でも、「ダゴベルト」というのが姓ではないと知っている人は多くないだろう。『世界短編傑作集』第2巻の「奇妙な跡」ではトロストレール(トロストラー)という彼の姓は出てこないからである。『ミステリマガジン』掲載の「匿名の手紙」では、彼が自分の名前をダゴベルト・トロストレール(Dagobert Trostler)と名乗るシーンがある。 ◆探偵ダゴベルト・シリーズの邦訳 (1)2012年11月時点での邦訳状況 さて、ダゴベルト物は「奇妙な跡」が比較的容易に読め、『ミステリマガジン』でも一度翻訳が載っているわけだが、ほかにも邦訳はあるのだろうか。海外の古い探偵小説の邦訳をさがすのなら、なにはともあれまずは『新青年』である。『「新青年」傑作選』巻末の目録によるとグロラーの作品は「尼寺から出て来た女」、「ダゴベルト探偵の冒険」、「紅玉事件」の3編が訳載されている。当然、ダゴベルト物が新たに3編読めると思って図書館に向かったのだが――。結果は、まず「ダゴベルト探偵の冒険」は「奇妙な跡」と同じ作品であり、「尼寺から出て来た女」(1927年5月号[8巻6号]p.274-279、浅野玄府訳)はダゴベルト物ではなかった。これは作家とその友人の会話で構成されたごく短いユーモア作品で、ミステリではなくダゴベルトも登場しない。結局、新たに読めたダゴベルト物は「紅玉(ルビー)事件」だけだった。残念。 ダゴベルト・シリーズの邦訳 「ダゴベルト探偵の冒険」『新青年』1930年春季増刊号(11巻3号)、p.275-285、訳者名記載なし1930年、春陽堂探偵小説全集24『模造宝石事件 他三十一篇』(浅野玄府訳)に同題で収録 1960年、「奇妙な跡」 江戸川乱歩編『世界短編傑作集』第2巻(創元推理文庫)に収録、阿部主計訳 「紅玉(ルビー)事件」『新青年』1930年5月号(11巻6号)、p.178-189、訳者名記載なし 「匿名の手紙」『ミステリマガジン』1975年6月号、p.74-93、山田辰夫訳 邦訳のある3編にはすべて、ダゴベルトの友人である大富豪のグルムバッハ氏とその夫人が登場する。ダゴベルトはグルムバッハ夫妻やその友人に発生した困った問題を解決するのである。「奇妙な跡」では、グルムバッハ夫妻の領地の管理人が殺害される。「匿名の手紙」では、グルムバッハ夫妻が匿名のいたずらの手紙に悩まされている。「紅玉(ルビー)事件」では、グルムバッハ夫妻の知人のある男爵が、ルビーの指環を盗んだとして高額な賠償請求をされてしまう(男爵は身に覚えがない)。ダゴベルトがこれらの問題を読者の見ていないところで解決し、最後にその解決方法を夫妻に語って聞かせるというのがこれらの3編に共通の構成である。 『新青年』に掲載された「ダゴベルト探偵の冒険」は訳者名の記載がないが、春陽堂探偵小説全集第24巻に収録されたものと文章が同じなので、浅野玄府訳ということになる。「紅玉(ルビー)事件」も浅野玄府訳の可能性が高いだろう。なお、藤原編集室氏のコラム「〈新青年〉海外探偵小説十傑」で知ったのだが、海外長編探偵小説を傑作順に十編挙げるというアンケート(『新青年』1937年新春増刊号掲載)で、浅野玄府は第9位を「ダゴベルト探偵の冒険」にしている。これは短編の「ダゴベルト探偵の冒険」(=「奇妙な跡」)ではなく、ダゴベルトシリーズ全体のことを指している(浅野玄府は「敬服せる諸作中好きなものから気儘(きまま)に訳してみろといわれたら、こうもなろうかというところを――。でその際は主人公を同じくするシリイズ物を長篇並みに扱うのを許してもらう」と書いている[新字新仮名遣いに直した])。 (2)2013年4月、ついに創元推理文庫で短編集『探偵ダゴベルトの功績と冒険』が発売! 『探偵ダゴベルトの功績と冒険』(垂野創一郎訳、創元推理文庫、2013年4月20日発売)「上等の葉巻」 「大粒のルビー」 「恐ろしい手紙」 「特別な事件」 「ダゴベルト休暇中の仕事」 「ある逮捕」 「公使夫人の首飾り」 「首相邸のレセプション」 「ダゴベルトの不本意な旅」 『ミステリーズ!』58号(2013年4月号)「六百の鍵穴がある小箱」(垂野創一郎訳、pp.210-233)(Das geheimnisvolle Kästchen [1912]) 「六百の鍵穴がある小箱」は末尾に付された「訳者より一言」によれば、『探偵ダゴベルトの功績と冒険』全6冊18編の掉尾を飾る作品。ミステリとしては「怪作すぎる」ので創元推理文庫版『探偵ダゴベルトの功績と冒険』への収録は見合わせたとのこと。 ◆最近のドイツ語圏での出版状況. ちょうど今年(2012年)、ダゴベルト物の短編集『探偵ダゴベルトの功績と冒険』(Detektiv Dagoberts Taten und Abenteuer)(全6巻)のうち1巻から3巻の10編をまとめた"Detektiv Dagoberts Taten und Abenteuer Band I - III"という本が出版されているようだ。なぜか二つの出版社からほぼ同時に出ている。さらに、Kindleでは同じものが100円で買えるようだ(本当に??)。 CreateSpace Independent Publishing Platform版(2012年1月) ドイツamazon (日本amazonになし) tredition版(2012年3月) ドイツamazon、日本amazon Kindleでは同じものが100円で買える? 日本amazon なお、ダゴベルト物はすでに書いたとおり少なくとも「奇妙な跡」が英訳されており、ほかにも数編は英訳があっただろうと思うが、英訳の単行本は見当たらない。 【著者名と探偵名の表記について】 著者の Balduin Groller のカタカナ表記はバルドゥイン・グローラア、B・グロルラア、グロルレル(以上、『新青年』)、バルドゥイン・グロルラー(『世界短編傑作集2』および『ミステリマガジン』1975年6月号)、バルドウィン・グロルラー(小鷹信光訳 エラリー・クイーン「クイーンの定員」『EQ』1981年7月号)、バルドゥイン・グロラー(『名探偵は死なず その誕生と歴史』)、ボルドゥイン・グロラー(井上勇訳 ウィラード・ハンティントン・ライト「推理小説論」創元推理文庫版『ウインター殺人事件』に収録)、ボールドイン・グローラー(各務三郎編『クイーンの定員』)など多数あるが、ここでは最も入手が容易な『世界短編傑作集2』で使用されている「バルドゥイン・グロルラー」という表記を採用しておく。ドイツ語の発音に最も近いのは「バルドゥイン・グロラー」だと思われる。【以下、2013年4月15日追記】創元推理文庫版『探偵ダゴベルトの功績と冒険』(2013年4月)の表記に合わせ、著者名の表記を「バルドゥイン・グロルラー」から「バルドゥイン・グロラー」に変更。 探偵の Dagobert Trostler の姓は邦訳の「奇妙な跡」、「紅玉(ルビ―)事件」には出てこず、「匿名の手紙」では「トロストレール」とされている。そのため、ここではそれに従っておく。小鷹信光訳のエラリー・クイーン「クイーンの定員」(『EQ』1981年7月号)ではダゴベルト・トロストラーと表記されている。また、ワルター・ゲルタイス『名探偵は死なず その誕生と歴史』(前川道介訳)では彼のファーストネームはフランス語風に読んで「ダゴベール」とされている。 補足情報 ドイツの戦前探偵小説についての補足情報 (1)フェルディナント・ルンケル「公爵の首」 ドイツ語圏のミステリ創作の先駆者としては、1930年代にシュトゥーダー刑事シリーズを発表したスイスの作家フリードリヒ・グラウザー(Friedrich-Glauser、1896-1938)が日本でも比較的知られている。ただ、グラウザー以前にもドイツ語圏には探偵作家が大勢いたようだ。ベルンハルト・シュリンクのスパイ小説『ゴルディオスの結び目』の邦訳書(小学館、2003年)の巻末に付された福本義憲氏による解説「だれが結び目を編んだのか」では、グラウザーよりも早い時期にミステリを発表していた作家としてパウル・ローゼンハインを含む20人近くの作家の名が挙げられている。 「「新青年」作者別リスト」で調べてみたところ、そこで挙げられていた作家たちのうち、ローゼンハイン以外にはドイツのフェルディナント・ルンケル(Ferdinand Runkel)という作家の短編の翻訳が見つかった。『新青年』1923年夏季増刊号(4巻10号)に掲載された「公爵の首」(pp.184-205)という作品がそれである。作者名は「フェルヂナント・ルンケル」となっている。訳者は鳥井零水(=小酒井不木)。ストーリーは、女好きで知られていた軍人のウィーゼンブルグ公爵が行方不明になり、ベルリン警察の「若手のうちの第一の敏腕家」であるマルチン・ギザンデル刑事が、勇敢で忠実な部下のクラヴチュケ刑事とともに極秘の捜査に乗り出すというものである。 この「公爵の首」で探偵役を務めるマルチン・ギザンデル刑事の名をアルファベット表記(Martin Gisander)にして検索してみたところ、ルンケルの"Aus den Papieren des Detektivs Martin Gisander"という本が1922年に出版されていることが分かった。タイトルは日本語にすると、『マルチン・ギザンデル刑事の事件簿より』という感じだろうか。どうやらマルチン・ギザンデル刑事は単発のキャラクターではなくてシリーズキャラクターだったようである。 (2)ディートリッヒ・テーデン「巧に織った証拠」 【この節は2013年4月18日に追加】 1927年の探偵小説アンソロジーでヴァン・ダインが探偵ダゴベルト物の「奇妙な跡」を採ったというのは前述の通りだが、ヴァン・ダインはこのアンソロジーで、ドイツ語圏から探偵小説をもう1編採っている。それが、ドイツのディートリッヒ・テーデン(Dietrich Theden、1857-1909)の「巧に織った証拠」(英題:Well-Woven Evidence)である。このアンソロジーの収録作一覧は、藤原編集室氏がサイトで公開しているコラム「S・S・ヴァン・ダイン編 『探偵小説傑作集』」で知ることができる。 アンソロジーに採用したとはいえ、ヴァン・ダインのドイツ・ミステリ評、テーデン評は手厳しい。序文から引用する。 1927年刊のアンソロジー"The Great Detective Stories"の序文より(井上勇訳、ヴァン・ダイン『ウインター殺人事件』創元推理文庫版[1962年]巻末に収録) 推理小説を書く困難な芸術分野におけるドイツの努力は、概して、失敗に終わり、かつ、重苦しい。その大部分に、官僚主義の空気が重くのしかかり、ドイツの犯罪問題小説の中心人物には、素人犯罪捜査家――あらゆる探偵のなかで、いちばん愉快な――にはめったのこと出くわさない。主人公はたいてい頑迷な、杓子定規のPolizei(ポリツァイ)(警察)の役人である。ときには、三人もの探偵が悪人を正義の庭に連れてくる名誉を分かち合う。この文学様式におけるドイツ人の努力の最善のものでさえ、なんだか役所の報告書でも読むように骨が折れ、想像力と劇的なサスペンスが欠けている。筋にも解決にもほとんど精妙さがない。使われているトリックは概して、わかりきったもので、無器用である。ドイツの推理小説の特質はディートリヒ・ラ(ママ)ーデンの作品――《田舎弁護士》 Der Advokaten bauer 、《二度目の懺悔》 Die Tweite Busse、《弁護人》 Ein Verteidiger や、《大きな驚き》 Das lange Wunder と題された短編集において見られる。 「テーデン」が「ラーデン」と誤植されている。《田舎弁護士》の原題は Der Advokatenbauer 、《二度目の懺悔》の原題は Die zweite Busse が正しい。なお、挙げられている4つのタイトルのうち最初の3つは長編作品。 ヴァン・ダインはこれに続けて、ドイツの推理作家としてほかに、J・カウルバッハ(J. Kaulbach)、P・ワイゼ(P. Weise)、R・コールラウシュ(R. Kohlrausch)、P・マイスナー(P. Meissner)、カール・ロスナー(Karl Rosner)を挙げている。 ディートリッヒ・テーデンの「巧に織った証拠」は『宝石』1955年4月号(pp.210-222)に平井喬の訳で掲載されている(このページでは著者名表記と訳題はこの『宝石』掲載時のものに従う)。 ハンブルクの警察長官のラッハマンのもとに、商売を営む友人から助けを求める手紙が届く。自分の事務所の金庫から現金が盗まれたが、使用人が裏切ったとは考えたくない。しかし、今までの捜査では外部犯であることを示すようなものは見つからない。そこで、外部の者の犯行であることを証明できるような優秀な部下を一人派遣してもらいたい。この要請を受けてラッハマンは、部下のヴォルフ警部を現地に派遣することにする。 残念ながらそう面白い作品でもなく、少なくともこの一編については、ヴァン・ダインの手厳しい評も妥当かと思わざるを得ない。しかしそうなると、ヴァン・ダインはこの短編のどこを評価してアンソロジーに採用したのだろうか。 『宝石』同号の99ページに著者紹介がある。 ディートリッヒ・テーデンはベルリンの日刊新聞編集長。後年、探偵小説に筆を染めて、一八九九年以降、一九〇三年の歿年に至るまでに、長篇五編を著わしている。本作品の原名は Fein gesponnene Faeden、晩年の代表作である。 没年が1903年となっているが、1909年が正しいらしい。フランスの推理作家のイゴール・B・マスロフスキーが乱歩への手紙の中で、ヴァン・ダインがテーデンの没年を1903年としているのは誤りで正しくは1909年であるということを伝えている。(江戸川乱歩「パリからの第三信――附 アメリカ探偵作家クラブの「会報」」『宝石』1952年5月号) なお、『宝石』1955年4月号は「世界の短篇傑作を英米佛から獨露チェッコまでひろげて蒐めてみた」(編集後記、永瀬三吾)という号で、ロシアからはアントン・チエホフ「或る犯罪の話」(宇野利泰訳)が訳載されている。この作品は後に創元推理文庫『世界短編傑作集』1巻に「安全マッチ」というタイトルで収録された(訳者も同じ)。この「安全マッチ」も、1927年の探偵小説アンソロジーの収録作である。チェコの作品はカレル・チャペックの「噂の男」だが、これはミステリではない。 オーストリアの戦前探偵小説についての補足情報 (1)クラカウアー『探偵小説の哲学』のオーストリア作家への言及 クラカウアーの『探偵小説の哲学』(1925年完成)ではバルドゥイン・グロラーへの言及はないが、オーストリアのミステリではレオ・ペルッツの『最後の審判の巨匠』(1923年)への言及がある(邦訳書p.67)。 クラカウアーは『探偵小説の哲学』の序文でポーの後継者としてコナン・ドイル、エミール・ガボリオ、スヴェン・エルヴェスタ(ノルウェー)、モーリス・ルブラン、パウル・ローゼンハイン(ドイツ)の名を(この順で)列挙しているが、それに続けて、やや逸脱しつつも同じ方向を向いている作家として、オーストリアのオットー・ゾイカ、スウェーデンのフランク・ヘラー、フランスのガストン・ルルーを(この順で)挙げている。 オーストリアのオットー・ゾイカ(Otto Soyka、1881-1955)は福本義憲氏によれば、幻想文学で知られるほか、実験的なミステリ小説も執筆した作家。1926年の『フィリップ・ゾンロウの事件簿』(Die Erfolge Philipp Sonlos)はホームズ物のパロディだそうだ。(福本義憲「ドイツミステリの忘却装置」および福本義憲「だれが結び目を編んだのか」[ベルンハルト・シュリンク『ゴルディオスの結び目』巻末解説]参照) (2)ヴァン・ダインが挙げているもう一人のオーストリアの探偵作家 ヴァン・ダインは1927年の探偵小説アンソロジーの序文で、バルドゥイン・グロラー以外にオーストリアの探偵作家をもう一人挙げている。 1927年刊のアンソロジー"The Great Detective Stories"の序文より(井上勇訳、ヴァン・ダイン『ウインター殺人事件』創元推理文庫版[1962年]巻末に収録) アドルフ・ワイセル(元ウィーン警察の役人だったと思う)もまた推理小説の作者として広く知られている。そのもっともよく知られている作品は、おそらく、《黒い真珠》 Schwarze Perlan と《緑色の自動車》 Das Grune Auto だろう。後者は The Green Motor Car の題名で英訳されている。 この《緑色の自動車》 Das Grüne Auto は、『新青年』の1926年8月号から12月号にかけて「緑の自動車」というタイトルで翻訳連載されている。訳者は延原謙。作者はアウグスト・ワイスル(August Weißl)であり、ファーストネームを「アドルフ」としているのはおそらくヴァン・ダインの誤りだろう。また、これは創元推理文庫版での誤植のようだが、《黒い真珠》の独題は正しくは「Schwarze Perlen」。《緑色の自動車》の英訳については、「The mystery of the green car」というタイトルの書籍しか見当たらないので、「The Green Motor Car」としているのはヴァン・ダインの勘違いかもしれない(このような訳題もあったのかもしれないが)。 2012年12月17日追記 ターゲ・ラ・コーア&ハラルド・モーゲンセン『殺人読本 絵で見るミステリ史』の引用を追加した。この『殺人読本』の存在は先月の時点では知らなかったが、やはり当サイトでダゴベルト・トロストレール(トロストラー)とジョー・ジェンキンズをドイツ語圏を代表する探偵として扱ったのは正解だったようである。また、これも先月の時点では知らなかったのだが、新保博久氏の「ミステリ再入門 第29回 ウィンナ・コーヒーはほろ苦い」(『ミステリマガジン』2002年9月号)の冒頭でも、ドイツ語圏の探偵としてダゴベルトとジョー・ジェンキンズの名が挙げられている。 リンク ドイツ・ミステリーの館『青猫亭』 - ドイツ文学者、ドイツ・ミステリ研究家の福本義憲氏のサイト「ドイツミステリの忘却装置」にローゼンハインとグロルラーへの言及があります。 「ハプスブルク朝の緋色の研究 A.グローナーとB.グロラー」にダゴベルト物の詳しい紹介があります。 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(1) ドイツ語圏編 ※当ページ シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(2) 北欧編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(3) ヨーロッパ諸国編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(4) 東南・南アジア編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(5) 東アジア編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(6) ラテンアメリカ編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(7) ソ連編 シャーロック・ホームズの異郷のライヴァルたち(番外編) 明智小五郎